アコーディオン演奏『モンリュソンのワルツ』『ポルカ』『マリアンヌ』



フランス中部の伝統的な踊りの音楽です。モンリュソンはフランス中部の街です。

この曲は気に入りで良く弾いています。

アコーディオンとたぶん私の個性にぴったりとはまった感じ。2ndパートを入れたかったので多重録音しています。トレモロ音色にトレモロ音色を重ねるのはどうかと思って、はじめ2ndパートをM1(トレモロ無し)にしたんですけれどなんか違う・・・。トレモロ+トレモロで素朴な感じが出ました。

いわゆるミュゼットに比べると朴訥とした感じです。19世紀の終わり~20世紀の始めにフランス国内、近隣国からこのような伝統的な音楽がパリに仕事を求める人たちとともに集まり、アコーディオン文化が花開くことになります。

使用楽器は電子アコーディオン(ローランドVアコーディオンFR-1xb)です。子どもが寝ている間に録音できるしライン入力で済むので、今はVアコーディオンでの録音が主です。

演奏のコツとしてはサビをノンレガートで弾くことです。音が細かいところをレガートで弾くと途端に重たくなります。教室でこの曲を扱うときにはレガートとノンレガートで弾き分けて生徒さんに聞かせますが、皆さんその違いに驚かれますね。

この曲に限らず欧州の舞曲は音が細かいところほどノンレガートを意識して弾くと軽快さが出ます。そのためにもテンポをきっちり守って弾くことが重要です。

左手のベースも引っ張ると重たくなるので、この曲の場合は長すぎず短すぎずで弾くとよいです。でも1拍目の空気はしっかり送り込んでください。


続けてフランス中部の伝統的な踊りの音楽2曲。『ポルカ』はコード2つ、『マリアンヌ』はコード3つ、この2曲はアコーディオン教則1巻に入っています。


ポルカもベースをひっぱらない(次のコードの直前まで鳴らさない)こと。2拍目も強めに弾くと雰囲気が出ます。
ポルカはポルスカ‐ポーランドっ娘(こ) からきた言葉。発祥地域には諸説ありますがチェコ説が有力です。19世紀にヨーロッパ中で流行りました。


『マリアンヌ』も『モンリュソンのワルツ』同様、音の細かいところはノンレガートで弾くと雰囲気が出ます。同じパターンを繰り返すサビが弾いていて気持ちいいですね。

この曲を聴くと「キューピッドが矢を射るお菓子の城~」のCMソングを思い出します(名古屋ローカル)。
海外のダイアトニックアコーディオン教則本にこの曲はよく入っているようです。この動画は海外からのアクセスも多く、再生回数がこれだけすごく多いです。

 →『我等が願い』