妊婦絵日記

妊婦絵日記といっても予定日の前日に陣痛が来たところからスタート。出産1か月前まで仕事をしていたので何の余裕もありませんでした。産院でやっている妊婦用の体操教室にいけたのも臨月に入ってから。つわりもほとんどなく過ごせましたので、妊娠中にこれといって面白い話もありません。2013年の出来事です。



噂通り陣痛と陣痛の合間は全く痛くないので、陣痛と陣痛の合間に某運輸組合新聞4コマの原稿を2本描きました。主人公と運輸会社の仲間が魔王を退治しに行く話の6本目と7本目だったように記憶していますが、月1本の連載でそんなことをしても編集部は何も言わないんですよね。
間隔が長いとはいえ、1時間に3回くらい陣痛に襲われるのでなかなか集中できず、4コマ目にジョジョ*の真似して描いたゴゴゴゴのポーズが全く決まらなかったのをよく覚えています。
出産後初仕事も組合新聞4コマで、計10本で魔王編は完結しました。(何やってんだ)

*ジョジョの奇妙な冒険/荒木飛呂彦(集英社)



前の日は漫画なんか描いて案外余裕だったのですが、段々痛くなってきて「あれ?これ本当に出てくるんじゃ・・・?」なんて思ってました。振り返るとまだまだ余裕があった訳ですが・・・。
「こんなんどうやって出てくるんだ?」は誰しもが思うことのようで、保育園のお母さん方もそういっていました。






妊婦特食のアイツ(ヨーグルト)については説明しないといけません。私はこの2年前に子宮外妊娠で同じ病院に入院したことがありまして、そこでその病院は妊婦にだけ夕食にヨーグルトが付くことを知ったのです。なのに結構手付かずで下膳されていたのを、病院食で甘いものに飢えていた私は「なんで食べないんだ!」と思って見ていたのでした。
いや、痛くて食べられないって・・・



クリ子と書いてあるのが胎児のこと。4週目に見たエコー画像がクリオネ状だったため。女児と判明してからは子を付ける。名前についてはいくつか候補は挙がっていたものの、最終決定は顔を見てからにしようと思っていました。



とにかく頭がはまってからが本番で、それ以前は別にどうってことない痛みでした。正直私もこんなもんか?と。最終段階に向けて胎児が自分で回転しながら下がってくる感覚がはっきりと分かったのは衝撃的でした。



そんなこんなしている間にまた日付が変わってしまいます。はじめに陣痛がきてから丸2日経過でようやく分娩台へ。こういうのを微弱陣痛というそうです。でもここから先は早かったです。助産師さんが「あら? あなた上手ねえ」と褒められるくらいで、急いで先生を呼びに行っていました。

 → 実録むすめ/絵日記 その1

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