訳の分からない話 - 喪失と接続

私は8歳頃から曲を作るようになった。好き勝手作って好き勝手に弾いていただけだった。それでも続けていれば中学の頃には作曲7年選手になるわけで…

中学3年生のとき、仲の良い男の子に
「大人になったら一緒に東京に行って音楽をやろう」
と言われた。嬉しかった。

でも母親に潰された。

その男の子とは本当に何も無かった。
何も無かったにも関わらずであった。
厄介なことに自分の気持ちはあった。
それがいけなかったのだと思った。

それから私は世界を閉じた。
誰ももう入ることが無いし、入らせることもないし、分かってもらおう伝えようなんて気持ちも無くなった。

つまり、大変分かりにくいグレ方をしたのである。


その頃の音源が残っていて、びっくりした。この曲↑はいかにもな感じだけど、



こちらは拗らせたうえにむき出しだ。明るく始まっているのにサビ前で急展開する。今の私ではこの展開は無理だと思う。(使用楽器はエレクトーンEL-90です)

喪失で感覚を鋭くさせて曲を作る、10代後半はこのスタイルだった。

そして私はその頃からずっと男切れの悪い人生で、どうしようもない男ばかり選んでいた。どうしようもない男なら私を捨てないから。
そのどーしょーもない状態は30歳目前で終えたのだけれども、創作スタイルは相変わらず。友人の失恋話を聞いて「お願いだから扉を開けて もう一度この扉を私に開いて」と歌を作ったこともあった。喪失が創作の源と言ってもよいくらいだった。
20代後半からコミックソングも作っていたけど、あれはぶった切るための歌。誰も近寄らせないために歌の暴力をふるうのだ。

なんでこんな話をぶちまけたのかって?

喪失で曲が作れなくなったからだ。自分の創作の主軸が喪失ではなくなった、のだと思う。最近になって、「これ、接続できるんじゃね?」って思ってしまったから。誰かとつながることなど夢物語だったはずなのに、歳をとったのかな・・・

うん、今、上手く曲が作れないんだ。
前みたいに詰まっているわけじゃない、うまく作れないのに作ってる。