ベロっこベロちゃん/4コマ漫画、イラスト

ベロちゃんのベロはベローズ(蛇腹)のベロ。

ベロちゃんはみかづきアコーディオンのマスコットキャラクターです。一応。
「みかづきアコーディオン」という名前を決めるときに最後まで候補に残ったもののうち1つが「ベロっこベロちゃん」です。

他の候補は「平成アコーディオン本舗」、「いまからでも遅くない広がるアコーディオン杉村」、「宇宙海賊ジャン・ジャバラン」・・・うん、何を考えていたんでしょうかね。どれがいいかを何人かの友人に訊いたんですけど、みんなから叱られましたね。

さてそんなベロっこベロちゃんですが、漫画の試みとしては「主人公にできるだけ喋らせない」ということをしていました。
横乗りのウメさん」のウメがあまり喋らないのは傍観者だからなのですが、ベロちゃんは喋らせずに行動で示すという意図がありました。はっきりいって難しかったです。




第1作ですが、後にデジタル絵練習で描きなおしています。ベロちゃんの髪の毛の塗り方が各コマ違うのも練習の為です。






ベロちゃんが喋らないためにケロちゃんに喋らせたのだけれど、これはちょっと違うなと。文字が多いとテンポが悪くなるので、ケロちゃんに代わりに喋らせるのも無しの方向で漫画を考えます。余計に難しくなっていきます・・・。



3コマ目で左右間違いをする痛恨のミス。こういうミスはよくやります。でもテンポはちょっと良くなりました。昔動物園の飼育員をしていた夫の友人が浸透圧でめちゃくちゃウケてくれた思い出がある4コマです。



何年か前のエイプリルフールに描いた漫画です。子ども向けのイラストで子犬子猫にまじって蛙が描かれていると「おめえ、おとなじゃねえか!」と大人気なくツッコむのは私です。



一時期、果物や野菜に貼られた生産者シールを集めるのに凝ったことがありました。なんでそんなことをしたのでしょうか、暇だったのでしょうか。世の多くの子ども同様、冷蔵庫に貼っていましたね。
ベロちゃんは10歳(小学5年生)という設定です。もうひとりでお買い物にも行けます。レッスン補助もしてくれるという設定が実はあったんですが、アコーディオンの漫画なんか一度も描きませんでしたね。
頑張ればアコーディオンの弾き方4コマなんかが本当は描けたんじゃないかという気がしないでもないですが、アコーディオンを描くのが面倒なんで多分これからもしません。



4コマ目が思いつかなかったから3コマになったという大問題作。3コマ、なんというキリの悪さ。



この漫画は喋らせるしかなかったので、ベロちゃんにしてはかなり喋っています。
そしてこの漫画は自分の中では色の塗り方の転機になった漫画です。上と比べてもらうと一目瞭然だと思いますが、特に色の選び方が変わっています。明度や彩度を揃えるようにしたんですね。
背景はテレビやちゃぶ台の色を思い切って省略しています。そして透明感や明るさを感じさせるためには影を入れなくてはいけないことにここで気付きます。今も大体この塗り方で塗っています。

テンポを良くするために1コマ目の「サッカーを見ているケロちゃん」という説明も省略。ワーワーというテレビの擬音もテンポを良くするために省略しています。

ベロちゃんの服の胸元の模様はボタンアコーディオンのボタンになっています。アコーディオン漫画の体裁を保とうと努力した跡が見られます。ほぼほぼ手遅れですけれどね。


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